さて感想文。
スワン・ケージ ~渡る~を観たわけなんだけど、
2部作のもう一つ~観る~も観る予定であるので合わせて
サブタイトルの観ると渡るってのがもうどっちがどっちかわかってない。
10月8日に観たのが渡るで合ってるのか?
観たと~観る~が混ざるのもコンガラがる
場所はGPIT、駅から近くていいですね。
あおきりみかん数年ぶりの公演とのこと、
高校生大学生の頃はよく見に行ってたな。
パレード旋風が巻き起こるとき、蒲団生活者、ここまでがユートピア。
あたり、
なんの作品かおぼえてないけど、でてくるたびに信長?になっていくシーンがあって今でも記憶に残ってるぐらい笑った思い出。
渡るver
舞台には白い帯が張り巡らせていて、それを留める棒がいくつかはみ出ている。
第一印象は包帯。。?
ダンスシーンではピカピカ光ってかっこよかったね
人数の多さと突き出された棒もあいまって窮屈そうでしたねえ。隙間を移動しているようにさえ云々
若々しい演技と段取り大事な演出は僕のなかの演劇のスタンダードって感じで良かった
仮装大賞めいた屋上からの落下シーンも世界がねじれた感覚があって好き。
結局落ちてキャッチしたのか柵の内側に引っ張れたのかはよくわかってないけど、、
序盤から要素が多くて、これ85分に収まるんか?という気持ちが芽生えたけど、2部作だからええんかなという自我との戦い。
どっちから観てもいい、どっちかだけ観てもいいという触れ込みから、伏線全回収的なカタルシスはなさそうなのか
スキマ族ってなんなん?基本的には普通の人だけどスキマ移動能力がある人。ということだよね。。集まってなにしてるんだっけ?いい人たちっぽいけど、、スキマに入れるし、スキマからスキマにとべる。
生活の保証を条件に一人裏切ってたけど、なんか配送業とかすれば安泰な気もするよね。迫害というかスキマ族であることによる生きづらさ、みたいな言及ってされてたっけ、、?スキマでしか生きれないとか、、は、なさそう。デメリットないなら進化した人類であるとさえ言えそう。
家族、大切な人を亡くしているというのがスキマ族になる要件なのかね。自助団体のような雰囲気あった。ただ、メンバーは結構陽気な人たちが多くて、性格的には病気に強そうではある。
スワンってなんなんだ?見つめあうと癒やされるのはなんで?アニマルセラピー的な?
なんとかペクチドで長期間動けることと、治せることの関連性?
もろもろ合わせてSCPっぽい不思議おもしろもあるけども、一個一個深い設定が出てくるわけじゃないのでもっと設定知りたい欲。 や、考えるのも好きなんだけども、観る観れば答えがあるかも、と思うと踏み込めない心の弱さ。
松井サンは目立ってたというか、自由な感じで面白かったですね。オーディションで選ばれた人が多かったことも関係しているのでしょうか?記憶に新しい父と暮せばと印象がオーバーラップ。
基本的に演劇や映画を見るときは前列目に座るんだけど、今回特に舞台全体をつかっていたので、後ろのほうがより見やすかったかも。
「好きな人と見つめ合うのはつらいね」
これパンチラインですわね。
あれ?あったよね。こんなセリフ。。 ちょっともう1週間たつので、記憶が。。
友情と恋愛の境にある辛さみたいなね。
「手をつなぎたいと思ってる!」みたいなセリフもよき。
完全には踏ん切れてない感じ。
受けて側の反応がよく観れてないのが悔やまれる。
半円状に棒を刺す穴があったけど、渡るVERで使われてない気がしたから、観るで檻みたいになるんじゃないかと予想。
観るver
観る観た。 前説の人もこんがらがってた。
観るは結構観るだったけど、渡るってそんな渡ってたか?と記憶をたどる
地面の穴はバッチリ檻だったね。
あとスキマ族は配送業やればええのにと思ったら「観る」でやっててなんか嬉しかった。スキマ族の生きづらさみたいなのは話してたね。目立つとよくないぐらいだったけども。渡るほど、活躍はしてない。渡るで言及されてたかもだけど自警団的な活動組織だったのか。いやそんな話してない?もう記憶がない。
メモ。
スワンは捕まってる。国の組織?に。だけど、いつでも脱出できる。ウォッチャーが見てるから安定してる。観られてないと力が暴走する。悪者に友人が囚われてることを知り、助けにいく。まあ実際は囚われているというよりか、依存して居場所になっている。悪メガネが実はウォッチャーだったので浄化されてハッピーエンド。なんで悪メガネはスワンを求めてるんだっけ?悪メガネは印象悪いけどいうほど悪いことしてない。心のスキマをついて女を囲ってる程度の悪さしかしてないんでは?
結局スワンの能力ってなんなんだ?明らかに渡るから進化してるよね。
どころか、スワンウォッチャーとか、スキマ族とか病気とかまま分からずじまい。。まあよくわからないところってのはよくわからないものとして描いてるはずなのでよくわからないままでもよい。
SFでもファンタジーでもなく人間ドラマに注視すべし
スワンウォッチャーってなんだよ。。
例によって前列でみてしまっていたが、そのおかけで香水だったり唐揚げだったりと匂いさえ伝わってきた。匂いを使う舞台はいつだって観たい。4DX的な。
妹がええ子すぎないか?身勝手な姉に反抗するでもなく一人逃げて生きていく。数年後突然現れた姉をあっさりと受け入れる。多分中学生ぐらい?
姉はまあ罪悪感からか行動を間違えて悪循環に陥る。とりあえず死にたがってた渡るに比べて、少しは落ち着いているね。スワンや妹がキラキラして見えてさらに自己嫌悪になる。からまあ少し悪そうなやつと一緒にいることは安定に多少なりとも役立っているのだろう。
ちょっとまあ例としてはあらゆる意味で適切じゃないけども、東海オンエアのしばゆーさんとかもしかしたら今こういう状態なのかもしれないな。
主人公の一人的な立ち位置のウォッチャー。ピース綾部みを感じる。不器用で愚直なキャラクターが現れてて良い。まあやったことといえば可愛い女を見つめ続けたということぐらいだろこいつわ。 けどそれでね、スワンが助かっていたわけなんだからええんや。それでええんや。姉を観続けることができなかったという後悔が今に繋がっている、、かも。
スキマ族とスワンの繋がりは存外希薄でマーベルとかそいういうのを思い出すね。スワンケージがタイトルなのでスワン中心に物語は走ってるけど、スキマはスキマで彼らが主となる話がありそう。
スパイダーマンみてたらドクター・ストレンジでてくるみたいな。ね。・
動物の遺伝子って意味ではスワン=スパイダーマンでもある。
スキマ族のアントマンぽさもあるし、、
もしや演劇版シネマティックユニバースを作り上げようとしてるのでは。
なんなら知らないだけでスキマ族の出てる作品がすでにある可能性もあるし、ああけど、スキマ族オーディション組っぽいし、流石に初出か・
どの作品にも博士は関わってきそうだし、この病気を作り上げたヴィランとの直接対決は見ものやね。
まあないか。
よく他の作品をだしてこれと似てるね。ということがあるんだけど、あんまり良くないことかもと思ったりもする。まあどうせ素人のやることとも思うけど、感想文の書き方参考書でもあれば、読みたいね。
観る、観られる 観られたい 観られたくないとか、まあテーマ的にはあるだろうけどそこらへんはよくわかんないや。
「スワン・ケージ」のAIイラスト書いてもらった。
檻に閉じ込められてるようで、実は閉じていない。