むしゅみの日記

日記  になるといいな。

アリスインアンダーランド#1 4/28 4/30

さて、今日もきょうとて日記を書くか。

 

 

特になし ですなあ。。

 

 

昨日の記憶 ない。 や 。

 

 

想像の話でもするか。

 

 

 

 

夏、暑い夏。

公園。

 

ランドセルを背負った少女が一人立っている。

滴る汗。

 

少女は地面を這う蟻を見ている。

 

しゃがんで観察する。

蟻は何かを運んでいるようだ。

 

少女は蟻の進行路に指を置いて邪魔をする。

 

蟻は突然の巨大な壁に一瞬パニックになるが、程なくして落ち着きいつものルートに戻る。

 

少女は立ち上がり、片足を上げる。

 

ほんのすこしの間その状態で静止したのち、一気にその足を振り下ろす。

 

暗転

 

タイトル

「アリス イン アンダーランド」

 

ゆっくりと明かりがつく

 

薄暗いどこか。

 

せっかちそうな男が現れる。

 

せっかち ああもう。

せっかち なんでこんなにあるんだ

 

 

せっかち男は、ものを運んでいる。

 

ダンボール。ダンボール。ダンボール。ダンボール、ランドセル。

 

少女 いや、ちょっと 返してよ。

せっかち おい離せ 

 

ランドセルをひっぱりあうふたり

せっかちが勝ち、ランドセルを持っていってしまう。

 

少女 それ私のー!

せっかち うるせえ

 

せっかち男は引き続きものを運んでいる。

 

少女はそのすきにランドセルを持ってきている。

 

せっかち あ

少女 あ 

せっかち じゃますんなよ

 

少女、今度はしっかり背負ってるためなかなかうばえない。

 

少女 やめてーやめてよー

せっかち こっちだってやりたくてやってるわけじゃないの、まだたくさん運ばなきゃいけないのに!

少女 わかった手伝う 運ぶの手伝うから!

せっかち え

 

せっかち、手を離し、何かを考える。

 

せっかち なるほどな、よし、わかった。手伝ってくれるなら、それは運ばないでいてやる。

少女 ほんと?

せっかち もちろん。あっちにまだたくさんあるから、それをあっちまで運ぶんだ。

少女 わかった

 

ふたりでダンボールを運ぶ。

 

すれ違うときに声をかける

 

少女 ねえ

せっかち なんだ

少女 これって何がはいってるの?

せっかち そんなの知らないよ

少女 なんで?

せっかち なんでって言われても

少女 気にならない?

せっかち ならないな

少女 そう

 

少女 危ないものだったりして

せっかち 危ないもの?

少女 麻薬とか

せっかち まさか

 

少女 ひとつ開けて良い?

せっかち だめに決まってんだろ

少女 いいじゃん一つくらい

せっかち だめなんもんはだめだ

少女 あっそ

 

引き続き運び続けるふたり

 

少女完全に蓋が開いた箱を